土山真樹子ちゃん殺人事件の真相を解明してみたい

By | 2015年12月4日

事件の概要

1984年11月24日の午後2時頃、大阪府東大阪市に住む土山さんの次女である真樹子ちゃん(当時2歳)が、自宅裏の路地で倒れているのが発見された。排水溝に顔を沈めるようにうつ伏せに倒れており、意識不明の状態だった。

発見されてからすぐに病院に運び込まれたが9時間後に死亡が確認された。真樹子ちゃんの首にはヒモで絞められた跡があった。

真樹子ちゃんは同年10月19日にも、同じ場所で何者かに首を締められて気を失っているのを発見されている。この時もヒモで絞められた跡があり5日間入院している。締め跡を分析した結果、どちらの事件も弱い力で少しずつ絞められていたことが分かっている。

真樹子ちゃんは最初の事件のあとから外に出ることを嫌がっていたが、久しぶりの外出時に被害に逢ってしまった。

事件の直後、同市内に住む真樹子ちゃんの祖父の家に不審な電話がかかってきている。電話の相手は女性で終始泣きながら理解不能な言葉をしゃべり続けていた。唯一聞き取れた言葉が電話を切る直前の「すみません」だった。

この時点で祖父はまだ真樹子ちゃんが殺害されたことを知らずただの間違い電話だと考えていた。それからも数日にわたって無言電話がかかってきている。受話器をとって応対すると無言のまましばらくすると電話が切られる。

警察の捜査

最初の事件(10月19日)において警察は事故として処理。近くの住宅のドアに取り付けられていたビニール紐に誤って首を引っ掛けてしまっただろうとの見方だった。

しかし次の事件(11月24日)で真樹子ちゃんが亡くなったことで同一犯による犯行とみて捜査を開始。

また、真樹子ちゃんの顔に擦り傷などがなかったことから、犯人は発見現場とは別の場所で真樹子ちゃんを襲い運んだと見ている。

警察は目撃情報を呼びかけたが有力な手がかりはなく今だにこの事件は未解決のままだ。

真相について考えてみよう

  1. 犯人はだれ?
  2. 犯行後の電話はなんのため?
  3. 真樹子ちゃんはなぜ一人で外に?
  4. ゆっくり絞めたのはなぜ?

犯人はだれ?

真樹子ちゃんは最初の事件の恐怖からなかなか家を出ようとしなかった。そして、久ぶり外に出たところを犯人に手をかけられてしまった。

犯人はなぜその日に真樹子ちゃんが外へ出てくることを知っていたのだろうか。そこから思い浮かぶのは犯人は土山さん家族と知り合いだったのではないか、という説。真樹子ちゃんの心配を装うフリをして情報聞き出すのは容易い。

さらにその説を裏付ける理由として、犯人は真樹子ちゃんを別の場所で襲ったというポイント。いくら2歳の子供と言えど顔の見分けはつく。知らない人に無理やり連れていかれそうになったら嫌がるはずだ。

騒いでいればたちまち周囲の人間に目撃されるだろう。犯人は真樹子ちゃんも知っている人間だったのなら不審な目撃情報がないのも納得できる。

仮に犯人は見知らぬ人間だとしたら、真樹子ちゃんが外に出てくるのを毎日見張っていたことになる。最初の事件から1ヵ月間、土山家の周りを監視していたら目立ってしまうだろう。

犯行後の電話はなんのため?

事件後すぐに電話をかけているということは電話の主は犯人である可能性は非常に高い。では、一体なんのための行動だったのだろうか。

罪の意識に苛まれての謝罪?だけど最後の「すみません」は変な電話をしたことに対して謝ったとも考えられる。つまり、「すみません」に深い意味はなく電話を終わらすための締め台詞ということ。

となれば残る目的は一つ。ずばり捜査の撹乱だ。これは単なる推察だけど、もし犯人が知り合いだと仮定したて、電話の声から人物が特定される危険があるから知り合いが電話をするはずがないという心理を逆手に取ったのでは。

あるいはボイスチェンジャーで声をかえて犯人を女性と思わせる策略とも考えられる。

どちらにせよ電話の理由は捜査の撹乱が濃厚かと。

真樹子ちゃんはなぜ一人で外に?

この事件を調べているときに「2歳の子供を一人で外に出したのか?」と思った。しかし事件当時は昭和59年。その時代はわりとオープンで周りはみんな顔見知り。外で子供が遊んでいてもなんの心配もなかった時代だ。

最初の事件があったにも関わらず警戒しなかったのかという意見もあるかもしれないけど、その時点ではまだ事件ではなく事故と思われていた。家族としてはいつまでも家に籠っているよりは、外で遊べるようになってほしいという気持ちが強かったのかもしれない。

ちなみに子供の安全を真面目に取り組むようになったのは宮崎勤の連続幼女誘拐殺人事件以降だったはず。それまでは外で幼児が遊んでいても普通の光景。現在のように子供に声をかけただけで事案になったりしなかった。

ゆっくり絞めたのはなぜ?

個人的に気になったのは『どちらの事件も弱い力で少しずつ絞められていた』の部分。この時の犯人の心境は一体どーいうものなのだろう。まぁ殺人を犯すような人間の心境なんて理解できないけれど。

やはりここでも可能性として考えられるのは犯人は顔見知り説。

たとえば刺殺や銃殺なら一撃で致命傷だけを与えていたのであれば、犯人が被害者の苦しむ姿を見たくなかったと考えられる。

しかし絞殺の場合は一気に絞めたところで苦しみが薄まることはない。であれば、そっと締め上げるのが ”犯人にとっては” 優しさのつもりだったのかもしれない。殺人に優しさも情けもないのは重々承知だけれど。

以上のことから犯人は真樹子ちゃんを含めた土山家族の知人だったと推測する。もちろん動機などは想像もつかないし、有力な目撃情報がないのも不可解だ。それにしても可哀想な事件だ。2歳の子供が誰かに恨まれるわけがない。一体なにがあったのか、未解決事件となった今では誰にも解明できない謎だ。

4 thoughts on “土山真樹子ちゃん殺人事件の真相を解明してみたい

  1. くま

    代理ミュンヒハウゼン症候群、的な事件 という可能性もあるかもしれない。

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  2. 特命

    不思議な事件ですな。
    もしかして犯人は畠山鈴香のような女?と浮かびました。

    怪電話が怖すぎる…。
    理解不能な言葉からして日本人の犯行ではないかもしれませんね。

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  3. 近隣(お隣さんとか…)に住む子供の犯行の可能性もあると思ってます。
    その母親が我が子がしでかした事件を知って電話をしてきて「すみません」と言ったとか…。
    かといって我が子を警察に突き出すわけにも行かず…。
    首を絞めたときの力が弱いのは、子供の力だったからではないでしょうか。
    まだ明るいうちですし、被害者の幼児が遊ぶタイミングもランダムでしょうし
    顔見知りでもちょっと大人だと目立ちすぎて幼児を連れて場所を移動するのも難しい気がします、この事件は。
    なので小学生くらいの近隣の子供が普通に自分のお家に誘ったのかなって。
    大人や中高生じゃ目立つ…。
    小学生くらいの子供なら2歳の子と一緒にいても大人や中高生ほど不審ではないですしね。
    事件のあった日が土日祭日なのかわかりませんが、
    平日の昼間に仕事もせずウロウロする大人がいたら顔見知りでも目立ちますよね。

    ただ一度目の犯行があったとき、被害者の幼児は犯人の顔を見てなかったのでしょうか。
    同じ犯人に抵抗も無く連れ去られる(またはついていく)なんていくら2歳でもあるかな。
    最初の犯行は後ろから首絞められて犯人の顔を見てなかったのでしょうか…。

    小学生くらいの子供犯人説ですが、正直いまの2017年の日本では想像しにくいですが
    昭和の頃って親が子供から目を離して相当自由にさせていたので
    幼いながら、さらにそれより幼い子に虫や泥やドッグフード食べさせてたりなど私の身近にもありました。
    殺意ではなく好奇心なのか、小さい子がそれより年下と思われる子を土手の上から押して転がるのを見てたり
    けっこう残酷です。
    事件後に逃げるように引越しした近隣がいたら怪しいですね。

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  4. どうでしょう

    一見、不気味で不可解な事件に思えますが、事実は意外と単純だったのではないでしょうか。犯人は、普段からよく遊んだらする顔見知りの子供ではないかと。昔の家の裏や、脇、ガレージと隣の家の間など、道路から、見えない場所はいくらでもあり、家には大抵、裏口がありました。興味と遊びが混ざったような感覚でやったのではないかと考えます。最初の電話は、その親で、無言電話は、犯人では?電話帳で子供でも調べられる時代でしたし。

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